2026年10月17日、夫婦YouTuberの「ゆみみンゴTV」が、特殊詐欺の被害に遭い、ほぼ全財産を失ったと報告しました。
被害に遭ったのは夫のけんごさん。警察官や検事を名乗る相手に、銀行口座の貯蓄や定期預金を送金してしまったといいます。
実は、最初は怪しいと感じて画面録画までしていたそう。
それなのに、なぜ大金を振り込むことになってしまったのでしょうか。
今回は、ゆみみンゴTVの特殊詐欺で何があったのか、電話から発覚までの経緯、被害額、妻ゆみたんの対応まで詳しくまとめてみました。
ゆみみンゴに何があった?夫けんごが偽警察詐欺の被害を報告
今回報告されたのは、警察の捜査を装い、お金を振り込ませる「偽警察詐欺」の被害です。
ゆみみンゴTVは、けんごさんと妻のゆみたんが、娘さんとの暮らしなどを発信している夫婦チャンネルです。
けんごさんによると、仕事中の電話をきっかけに、特殊詐欺事件の共犯者として疑われていると告げられたそう。
相手は警視庁、兵庫県警、検事を名乗る人物へ交代し、LINEで取り調べをするふりをして、送金や借り入れを指示したといいます。
これから出てくる事件や容疑の話は、いずれも相手が持ちかけたもの。けんごさんは、その話を信じ込まされていたんですね。
ゆみみンゴの特殊詐欺の手口は?何があったのか時系列で詳しく解説
最初からお金を要求されたわけではありませんでした。
本人の説明を追うと、不安をあおり、周囲へ相談しにくい状況をつくっていった経緯が分かります。
①警視庁を名乗る電話で、身に覚えのない疑いを告げられる
昼間に仕事をしていたけんごさんへ、知らない携帯電話の番号から着信がありました。
相手は警視庁の部署名と名字を名乗ったそうです。
けんごさんは怪しいと感じ、スマホの画面録画を開始。
それでも、ひとまず話を聞いてみることにしました。
キャッシュカードをなくしていないかと尋ねられ、なくしていないと答えると、今から兵庫県警の本部へ来られるかと話が変わったといいます。
理由を聞くと、相手は秘密の捜査情報だとして、第三者に聞かれないよう指示。
逮捕された特殊詐欺事件の主犯格の部屋から、けんごさん名義のキャッシュカードが見つかったと説明したそうです。
②口座凍結や最大20日間の勾留を持ち出し、オンラインへ誘導
その口座やカードを作った覚えがないと伝えても、相手は本人確認が必要なはずだとして、共犯の疑いをかけてきました。
出頭しなければ口座を凍結され、財産も没収される可能性がある一方、出頭すると最大20日間ほど勾留される可能性があるとも告げられたとのこと。
けんごさんが仕事ですぐには行けないと答えると、相手はオンラインで取り調べを進める方法を提示しました。
本人は、現地へ行く選択肢もあったことで、かえって疑いが薄れたと振り返っています。
事件名や事件番号までメモさせられ、次の担当者へ伝えるよう指示されたそうです。
実際の手続きのように細かく話を進められたことも、信じてしまった理由の一つだったんですね。
③LINEの警告を言いくるめ、警察手帳を見せる
続いて、兵庫県警の担当者を名乗る人物からLINEで連絡が入りました。
LINEには警察をかたる詐欺への注意表示が出たそうですが、相手はその警告は警察側で表示させているものだと説明したといいます。
けんごさんは、表示が出るタイミングを相手が知っていたこともあり、その説明を信じてしまったそう。
注意を促す表示まで利用されていたのは、怖いところです。
さらに、ビデオ通話で警察手帳を見せ、自分の名前をGoogleで検索するよう要求。
検索結果の人物と画面の相手の顔が似ていたため、本物だと思ったと話しています。
④画面共有で操作を見られ、自宅から駐車場へ移動させられる
取り調べを装う間、カメラやマイクをオフにしないよう求められ、勝手にスマホを操作すれば疑いが重くなるという趣旨の話もされたそうです。
家族構成や資産状況を聞かれ、銀行アプリの残高をスクリーンショットに撮るよう指示されたけんごさん。
しかも、LINEの画面共有で、スマホの操作を相手に見られている状態だったといいます。
その後は検事役へ引き継ぐことになり、奥さんがいる自宅では取り調べができないとして、車で離れた駐車場へ移動させられました。
検事を名乗る人物も手帳などを見せ、さらに本人のフルネームが記された偽の逮捕状を提示。
この頃には約2時間が経っており、早く解放されたい気持ちも強くなっていたそうです。
⑤潔白の証明を口実に、口座残高のほぼ全額を送金させる
ここから、相手はお金を要求し始めました。資金洗浄にけんごさん名義の口座が使われているとして、犯人が使ったという口座へ送金するよう求めたそうです。
理由は、入金番号と着金番号が一致するか調べれば、共犯かどうか分かるというもの。
これは、相手が持ちかけた偽の確認方法です。
けんごさんは1,000円程度を送るつもりだったのに、相手が1桁ずつ入力させた金額は、口座残高のほぼ全額だったといいます。
詐欺かもしれないとは思っても、指示に従わなければ逮捕されるという恐怖が勝り、送金ボタンを押してしまったそうです。
相手は、潔白が確認できればお金も振込手数料も返すと説明。送金後のけんごさんは、お金が戻らなくなるのが怖くて、相手を詐欺師だと思いたくなくなったとも話しています。
⑥定期預金も送金し、消費者金融での借り入れまで指示される
送金は一度で終わらず、別のコンビニのATMへ行き、スマホのカメラで画面を見せながら操作するよう指示されました。定期預金のお金も送ったそうです。
さらに相手は、消費者金融の利用履歴に異常があると言い出しました。
借りた覚えがないと伝えると、それを確認するためだとして、2社のアプリで借り入れを申し込ませたといいます。
本人は、この頃には5時間ほどが経ち、疲れて早く抜け出したかったと説明しています。
ただ、大きなお金が短時間で動いたことで銀行側のセキュリティが働き、口座がロック。借り入れた計100万円は、相手へ送金されずに済んだそうです。
⑦返金を待たされた後、ゆみたんへの相談で詐欺と発覚
相手は口座のロックまで自分がかけたと説明し、返金手続きが進んでいるように見える画面を送ってきたそうです。
画面を共有したまま何度も入金を確認しても、お金は戻りませんでした。
最後には、翌朝9時から取り調べを続けること、借りた100万円を使わないこと、家族に話さないことまで指示されたといいます。
それでも、けんごさんがゆみたんへ逮捕状の話をすると、ゆみたんはすぐにおかしいと指摘。
送金したことも分かり、急いで警察へ連絡しました。
送金後も返金を待つよう言われ、翌日の予定まで決められていたんですね。
奥さんへの相談が、相手の話を疑い直すきっかけになりました。
ゆみみンゴの被害額はいくら?借り入れた100万円との違いは?
具体的にいくら失ったのかも気になりますが、本人の説明と今回確認した報道では、被害総額までは分かりませんでした。
一方、話の中に出てくる500万円・700万円・100万円は、それぞれ意味が違います。
| お金の種類・金額 | 本人が説明した内容 |
|---|---|
| 銀行口座の貯蓄・定期預金 | 相手へ送金したお金。具体的な被害総額は不明 |
| 500万円・700万円 | 消費者金融2社へ借り入れを申し込むよう指示された額 |
| 50万円ずつ、計100万円 | 実際に借りたと説明した額。口座ロックで相手には送金せず |
2社へそれぞれ500万円、700万円で申し込んだものの、審査結果は50万円ずつだったそうです。
合計1,200万円を実際に借りたという話ではありません。
また、振込上限を1,000万円まで引き上げるよう指示された話もありますが、これも被害額を表す数字ではないんですね。
本人は、失ったのは自分の口座にあったお金だと説明。そのお金は、娘さんが希望する大学へ行く時や、夢をかなえたい時に背中を押せるよう、コツコツ貯めていたものだったそうです。
娘さんの将来を考えて残していたお金だったと知ると、悔しさの大きさが伝わってきます。
妻ゆみたんの対応は?誕生日に被害が発覚していた
ゆみたんは、送金してしまったけんごさんを責めるつもりはないと話していました。
実は、被害があった日はゆみたんの誕生日。誕生日旅行も計画していたそうで、けんごさんは、こんな思いをさせてしまったことにも落ち込んでいました。
ゆみたんは、部屋へ入らないよう言われたことや、外出時の表情が普段と違ったことには気づいていたと説明。
もっと早く声をかけ、止めてあげられなかったかと振り返っています。
また、けんごさんが娘さんに頭を下げた姿を見て、本当に娘さんのことを考えて貯めていたのだと改めて感じたそうです。
動画の終盤では、同じ思いをする人を減らしたいと経緯を伝え、夫婦でまた頑張っていくと話していました。
つらい中でも、お互いを気遣っていたことが印象に残りますね。
ゆみみンゴの特殊詐欺被害に寄せられた反応は?
cokiのコラムでは、他人事と思わず気をつけたいという反応や、つらい中で注意喚起したことへの感謝が紹介されています。
本人たちも、被害の経緯を聞いて疑問や厳しい意見を持つ人がいるだろうと受け止めていました。
ゆみたんは、コメント欄で言い合う必要はなく、つらくなる場合は閉じてほしいとお願いしています。
今回、特に気になったのは、最初は疑って録画までしていた人が、長時間のやり取りで送金してしまったことです。
警告表示や金額の大きさに違和感を持つ場面があっても、恐怖から指示に従ってしまったと本人は説明しています。
その具体的な経緯こそ、今回の報告で知っておきたいところですね。
ゆみみンゴの特殊詐欺についてよくある疑問
最後に、発覚後のお金の行方や、同じような電話が来た場合の確認方法も見ていきましょう。
だまし取られたお金は戻ってきた?
本人の説明では、警察へ相談し、送金先の口座を凍結するための手配をしてもらったそうです。
ただ、送金後すぐに別の口座へ移されたり、暗号資産へ変えられたりするため、お金を取り戻すのは難しいと説明されたといいます。
被害報告時の内容には、返金されたという話はありません。
偽警察詐欺は、若い世代も被害に遭うの?
警察庁の令和7年のデータでは、ニセ警察詐欺の被害者は30代が最多とされています。
高齢者だけが狙われる手口ではないんですね。
けんごさんも、スマホで手早く送金できるため、銀行窓口で止めてもらう機会がないまま進んでしまうことを、今回の経験から話していました。
警察を名乗る電話が来たら、どう確認すればいい?
警察庁は、警察官がメッセージアプリで連絡したり、警察手帳や逮捕状の画像を送ったり、個人のスマホへ突然ビデオ電話をかけたりすることはないと案内しています。
不審な場合は通話を切り、最寄りの警察署や警察相談専用電話「#9110」へ相談しましょう。
相手が教えた番号には折り返さず、自分で調べた窓口へ確認することが大切です。
実在する警察署の番号を偽って表示する手口もあるため、着信番号だけで判断しないようにしたいですね。
まとめ
今回は、ゆみみンゴTVの特殊詐欺で何があったのか、電話から発覚までを詳しく見てきました。
- 夫けんごさんが、警察官や検事を装う相手から被害
- LINEの警告表示や偽の逮捕状で相手を信じ込み、貯蓄などを送金
- 借り入れた100万円は送金を免れたが、具体的な被害総額は不明
- 妻ゆみたんへの相談で詐欺と発覚し、警察へ連絡
けんごさんは、家族のために貯めていたお金を失った悔しさも話していました。
夫婦の注意喚起が誰かの被害を防ぐことにつながり、少しずつ落ち着いた日常を取り戻せることを願います。
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